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第54回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ

第54回大阪大学機械工学系技術交流会 日 時: 2011年3月11日(金) 13:30〜17:00 会 場: 大阪大学大学院工学研究科 機械系M4棟2階M4-201講義室 《スケジュール》 13:00〜      受付,開場 13:30〜13:50 学生課外活動報告:阪大学生フォーミュラ-日本一の軌跡- 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻   准教授    吉田 憲司 氏 13:50〜14:30 講演1: 広がる流れの数値計算 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻    教授     梶島 岳夫 氏 14:30〜15:30 講演2: 電子材料用バルク単結晶作製時の移動現象の解明と制御に関する数値解析 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻  教授       岡野 泰則 氏 15:30〜16:00 コーヒーブレーク 16:00〜17:00 講演3: 水波と浮体の強非線形相互作用に関する数値流体力学的研究 大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻  教授     柏木 正 氏 《講演概要》 ————————————————————————– 学生課外活動報告の概要:大阪大学フォーミュラレーシングクラブOFRACは、第8回全日本学生フォーミュラ大会にて総合優勝を成し遂げた。大阪大学代表のチームが体育・文化活動で全国優勝することはほとんどないなか嬉しい快挙である。ものづくり教育である学生フォーミュラ活動の概要を簡単に紹介させていただくとともに、2002年のOFRACチーム発足以来から悲願の優勝達成への足跡と、ファカルティアドバイザ(FA、帯同教員)としてチームに関わり感じた思いについてエピソードを交えながら述べる。 講演1の概要:第13回交流会(2003年4月)「流れの正しい計算法」(乱流解析に関わる数値計算の信頼性の話題)、第39回交流会(2008年2月)「流れの楽しい計算法」(混相流やキャビテーションに関する計算法の進展)の続編として、これらのその後の話題に触れてから、流体-固体の相互作用問題(Fluid-Structure Interaction、 FSI)、特に流れと柔軟構造物の強い結合問題について、課題と展望を概観する。 講演2の概要:講演2の概要:半導体バルク単結晶育成時の流動、熱・物質移動現象および磁場、電場、回転場などを用いた移動現象の制御に関する数値解析結果について紹介する。特に固液界面形状に及ぼす自然対流、マランゴニ対流に関する演者らの解析結果について概説する。また来年実施予定の国際宇宙ステーション内での結晶育成実験とそのための数値解析を用いた予備的な結果についても報告する。 講演3の概要:大振幅波浪中での浮体は、青波と呼ばれる上部構造物への衝撃波力を受けたり、スラミングと呼ばれる水面突入による衝撃力を受けたりする。それによって砕波や飛沫が発生し、複雑な浮体の動揺によってさらに非線形な波を発生する。そのような水波と浮体の強非線形相互作用に関して、直交格子CIP法ベースの数値流体力学的手法による研究例を紹介する。

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