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第74回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2015年2月13日)

第74回大阪大学機械工学系技術交流会 ― 輸送機器が牽引する日本 の産業再生計画 ―   日 時: 2015年2月13日(金) 13:30~17:30 会 場: 大阪大学大学院工学研究科 機械系M4棟2階M4-201講義室   ----------------------------------------《スケジュール》---------------------------------------------- 13:00~      受付・開場 13:30~15:00  講演1: これからの自動車産業戦略について(「自動車産業戦略2014」を中心に) 経済産業省 製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS推進室 室長                    吉田 健一郎 氏 15:00~15:30  コーヒーブレーク 15:30~16:30  講演2:  自動車の軽量化を支える溶接・接合技術 大阪大学大学院 工学研究科 マテリアル生産科学専攻 教授        平田 好則 氏 16:30~17:30  講演3:  航空機産業を支える材料技術 大阪大学大学院 工学研究科 高度人材育成センター  教授        北岡 康夫 氏 ------------------------------------------《講演概要》------------------------------------------------ 講演1の概要: 自動車の誕生から200年以上、ガソリン自動車の誕生から100年以上が経過した。この間、環境面や快適性に関する技術革新を含め、自動車は社会の要求に 全力で対応し、自動車産業は巨大産業と成長した。さて、これから自動車、そして自動車産業はどのように変わっていくのか。おそらくこれま での100年、200年に匹敵する、あるいはそれ以上の変革が求められると思われる。 それを完全に予見することは不可能だが、我が国にとって様々な意味で大切な自動車産業(「自動車産業戦略2014」では「国民産業」と呼ぶ)の将来や必要となる取組の議論は極めて重要である。本講演では、我々が産業界等と検討して きた「自動車産業戦略2014」の内容を中心に、我々の認識 や戦略の一部を紹介する。 講演2の概要: 自動車 各社は車体軽量化に向けて、高強度ハイテン鋼やアルミ・マグネなどの非鉄材料、炭素繊維強化樹脂(CFRP)などを組合せたマルチマテリア ルの車体構造の開発・実用化を進めている。接合技術には抵抗スポット、 アーク、レーザなどの溶融溶接、摩擦撹拌接合(FSW)などの固相接合、ロウ付け、 接着などがあるが、製品安全性の観点から、接合部の強度や伸び、疲労、 耐食性などの継手性能を確保することが重要な課題となる。とりわけ、鉄鋼各社で開発 中の1.5GMPa級高成形超ハイテン材の接合や、鉄-アルミ、金属-樹脂な どの異材接合については未踏領域であり、現在、研究開発の段階にある。本講では、製品構造化のキーテクノジーとも言える溶接・接合技術の 現状と課題などについて述べる。 講演3の概要: 安倍政 権は2030年頃の社会のあるべき姿を設定し、戦略的に市場創造するためのプログラムを推進している。2014年度から戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)が始まった。総合科学技術・イノベーション会議が10課題を特定し、プログラムディレクター(PD)が基礎から出口まで見据えて強力に推進することをコミットしている。「革新的構造材料(岸輝雄PD)」では、航空機の機体軽量化を目指した炭素繊維樹脂やマグネシウム合金等の開発、エンジンの高効率化を目指した耐熱 合金やセラミックスコーティングの開発等、複数のテーマに対して材料技術の基盤から実用化のための設計・製造を含めた航空機のバリュー チェーン掌握を視野に入れて開発を推進する。本講演では、プロジェクトの実施内容や開発の方向性、さらにはプロジェクト全体をまとめるマ テリアルズインテグレーションの構築についても述べる。 ------------------------------------------ 大阪大学機械工学系技術交流会 事務局 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号   大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻内 E-mail:koryukai@mech.eng.osaka-u.ac.jp

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