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第57回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2011年9月20日)

第57回大阪大学機械工学系技術交流会 (リフレッシュ工学教育講座:斬新な切り口で迫る) 日 時: 2011年9月20日(金) 10:00~16:20 会 場:大阪大学大学院工学研究科 機械系M4棟2階M4-201講義室   --------------------------------------------------《スケジュール》------------------------------------------------------------ 9:30~10:00  受付 10:00~11:10   講演1: ライフサイクル設計は持続可能なものづくりの切り札に成り得るか 大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻               教授   梅田  靖 氏 11:20~12:30  講演2:実時間高速ビジョンは高速現象解析の切り札に成り得るか 広島大学大学院工学研究科 システムサイバネティクス専攻             教授   石井 抱 氏 12:30~13:30  昼休憩 13:30~14:40  講演3:伝達系のモデル化はメカトロ機器の実用的制御の切り札に成り得るか 名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻                   教授   岩崎 誠 氏 14:40~15:10   コーヒーブレーク 15:10~16:20 講演4:演算と実験のハイブリッドシステムは流れ解析の切り札に成り得るか JAXA研究開発本部流体グループ                   グループ長   渡辺 重哉 氏 -------------------------------------------------------------《講演概要》----------------------------------------------------- 講演1の概要:ものづくり,製造業にとって環境問題への対応は必須の条件として定着しつつある.今回の震災,原発事故を受け,「持続可能性」の意味するところの一端が鮮明な脅威としてあらわになった.本講演では,持続可能性の意味を検討しながら,特に,温暖化問題,資源枯渇問題,廃棄物問題を中心に,ライフサイクル設計の考え方とその位置づけを,実例を交えながら解説する.   講演2の概要:高フレームレートでの実時間画像処理と映像記録を同時実現する高速ビジョンとして実用化したIDP Expressについて解説し,GPUやFPGAを用いた色ヒストグラム追跡や顔追跡処理等のアルゴリズムの高フレーム  レート(HFR)での実装例を示すとともに,人間の肉眼では捉えることが難しい高速現象をHFR映像として自動記録するインテリジェント高速ビデオロガーとしての動作事例を通して,高速現象解析においてう有効となる実時間高フレームレート画像処理を紹介する.   講演3の概要:メカトロ機器の伝達系である減速機や軸受け・ガイドには,摩擦,伝達誤差,微小変位領域のヒステリシスを伴う粘弾性特性など,様々な非線形要素が存在し,それらはアクチュエータと負荷機構を含めたシステム全体の伝達特性や精密制御性能に強く影響を与える.本講演では,産業界で実働する各種メカトロ機器に対するモデル化と補償器設計に関して,産学共同研究を通じて実践してきた実用的方法を紹介する.   講演4の概要:航空機や宇宙機の開発においては,従来は風洞試験(EFD)に基づいて形状が設計されていたが,近年の計算流体力学(CFD)の発達により,数値流体シミュレーションの設計における重要性が急速に高まっている.一方,これまではEFDとCFDはそれなりの協力関係は保ちつつも,それぞれ個別に活用されてきた背景がある.本講演では両技術の「融合」がもたらす可能性について,航空宇宙分野でのEFD/CFD融合システム(デジタル/アナログ・ハイブリッド風洞)を題材にして展望する.

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