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第60回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2012年5月11日)

第60回大阪大学機械工学系技術交流会 -航空・宇宙を切り開く新技術- 日 時: 2012年5月11日(金) 13:30~17:00 会 場:大阪大学大学院工学研究科   機械系M4棟2階M4-201講義室 --------------------------------------------------《スケジュール》------------------------------------------------------------ 13:00~    受付・開場 13:30~14:40  講演1:難削材の切削 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  准教授             藤原 順介 氏 14:40~15:40  講演2:人工衛星の開発最前線 三菱電機株式会社 鎌倉製作所 宇宙システム部 制御技術課  課長      下地 治彦 氏 15:40~16:10  コーヒーブレークおよび阪大学生フォーミュラ見学 16:10~16:40  講演3:阪大学生フォーミュラチームOFRAC オーストラリア大会参戦報告 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  准教授             吉田 憲司 氏 16:40~17:00  藤原研究室 見学 -------------------------------------------------------------《講演概要》----------------------------------------------------- 講演1の概要: 最近,新しい航空機が民間航空会社で就航したが,この新型機には軽量化のため,炭素繊維複合材料が50%も使われ,それとともにチタン合金も使われている.このようなチタン合金を高能率で加工することが求められているが,これまでチタン合金は低切削速度で加工されてきた.そこで,チタン合金の高速切削の可能性について調べた結果を報告する.さらに,チタン合金と炭素繊維複合材料(CFRP)の接合には,ファスナーと呼ばれる締めつけボルトが使われるが,チタン合金とCFRPの重ね合わせ材に穴あけ加工するときには,CFRPにおける工具摩耗が激しく,穴内面の繊維の切り残しが問題になっている.これらの加工についても最適の加工法を解説する. 講演2の概要: 気象衛星,環境監視衛星,GPS衛星など,衛星は日々の生活にはなくてはならないものとなっている.また,超高精度な観測を行う衛星や,低コストで宇宙環境を利用した実験を行う衛星など,バリエーションが広がりつつある.これらの衛星は,以前から積み重ねてきた基本技術をベースに,如何に性能を向上させるか,如何に早く安く作るかという技術開発によって,発展を続けている.近年打ち上げられた衛星の特徴を概説しつつ,最新の制御技術開発,ハードウェア技術開発の状況を紹介する. 講演3の概要: 阪大学生フォーミュラチームOFRACは,全日本学生フォーミュラ大会に第1回(2003年)大会から継続的に参戦しており,2010年度大会では総合優勝,2011年度大会では総合3位の好成績を獲得することができた.年々着実にチーム力は向上しており,日本大会においては上位に定着できる実力チームとなったといえる.これを受け,2011年12月にチーム初の海外遠征となる,学生フォーミュラオーストラリア大会にチャレンジした.本大会は世界の強豪チームが多数参加する国際大会であり,OFRACチームの世界における実力を試す絶好の機会となった.結果は総合8位と世界の厚い壁を体感する結果となったが,海外大会でしか得られない貴重な経験と更なる目標を得ることができ,大変有意義な海外遠征であった.大会参戦の様子と活動について報告させていただく.

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