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第62回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2012年9月21日)

第62回大阪大学機械工学系技術交流会 -リフレッシュ工学教育講座- 日 時: 2012年9月21日(金) 13:30~17:00 会 場:大阪大学大学院工学研究科   機械系M4棟2階M4-201講義室 --------------------------------------------------《スケジュール》------------------------------------------------------------ 13:00~    受付・開場 13:30~14:30  講演1:加工計測の基礎:確率・統計理論に基づく不確かさの考え方 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  教授                高谷 裕浩 氏 14:30~15:30  講演2:はり,板,殻:部材の力学 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  教授                渋谷 陽二 氏 15:30~16:00  コーヒーブレーク 16:00~17:00  講演3: フィードバック制御系の役割と制約 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  准教授               浅井 徹 氏 -------------------------------------------------------------《講演概要》----------------------------------------------------- 講演1の概要: 複雑化する生産システムにおいて,生産に関わるあらゆるプロセスの情報化が急速に進み,生産情報の評価・管理を担う加工計測の信頼性あるいは計測結果の質に関する問題が,非常に重要になってきている.それに伴い,測定データの質の表現方法として,計測の不確かさが国際規格によって定められた.本講では,寸法,形状など,幾何特性の計測データ解析を想定した,確率・統計理論による推定の基礎と,それを背景とした不確かさの考え方について講述する. 講演2の概要: 構造物は,はりや板,あるいは殻といった基本形状の部材を加工し,それらを溶接やボルトの締結体で結合させることにより構成される.すなわち,安全で安心な構造物は,部材の健全性と結合の信頼性に帰着される.本講では,はりではBernoulli-Eulerの仮説,板ではKirchhoff-Loveの仮説を再考し,その仮説を取り除いた非線形構造力学の概要と,それらが材料力学の理論にどのように帰着されるかを一緒に考える.(ノートと筆記具の持参要) 講演3の概要: フィードバック制御は安定化や目標値追従制御の文脈で伝えられることが多い.しかしながら,フィードバック制御の真価は,むしろその外乱抑制能力やロバスト性にある.そのような視点で考えるとき,フィードバック制御系の設計において感度関数・相補感度関数を考えることが重要となる.本講演では感度関数,相補感度関数の必要性と,補償器設計におけるそれらの制約について数値例を交えながら紹介する.  

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