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第73回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2014年11月7日)

第73回大阪大学機械工学系技術交流会 ―熱物質移動現象解明への新しいアプローチ―   日 時: 2014年11月7日(金) 13:30~17:00 会 場:大阪大学大学院工学研究科 機械系M4棟2階M4-201講義室   --------------------------------《スケジュール》------------------------------ 13:00~    受付・開場 13:30~14:00  総会 14:00~14:40  博士後期課程学生発表会 ・空力騒音低減のためのアプローチ (差分格子ボルツマン法による空力音の直接解析) 國嶋 雄一君 ・安全でクリーンな発電に不可欠な燃焼技術に関する研究              市川 雄一君   14:40~15:00  コーヒーブレーク 15:00~16:00  講演1: ナノマイクロ熱工学のための最新実験機器の活用事例 九州大学大学院 工学研究院 航空宇宙工学部門  教授                   高橋 厚史 氏 16:00~17:00  講演2: 沸騰現象の高時空間分解可視化と数値シミュレーション 京都大学大学院 工学研究科 原子核工学専攻   教授                   功刀 資彰 氏 17:10~    懇親会(於:ラシェーナ) ---------------------------------------------------------《講演概要》-------------------------------------------------------------- 講演1の概要: 集束イオンビーム・環境制御型SEM・ナノマニピュレーター・液中AFMなどを用いた熱工学の研究事例について紹介する.これらはナノテクノロジーが生み出した新しい加工・計測手法であり,マイクロメートルを下回る微小空間での熱物質輸送現象の解明に役立つ可能性が高い.具体的には,カーボンナノチューブの伝導伝熱・ナノスケールの撥水親水複合面での凝縮現象・固液界面ナノバブルなどの実験的研究について述べる. 講演2の概要: 沸騰は日常的に接する伝熱現象であるにも関わらず,沸騰曲線の発見以来60年を経てもその全容は十分に解明されていない.それは高温の伝熱面近傍の薄い流体層内で温度が急激に変化し,密度も大きく変化するため,詳細な観察や温度・速度の測定が困難であることに起因する.本講演では,高速カメラと長焦点顕微鏡を組み合わせた高時空間分解可視化法によるサブクール・プール沸騰実験結果を紹介するとともに,最新の数値シミュレーション結果との比較を例に最近の研究動向を紹介する.

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