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第61回大阪大学機械工学系技術交流会開催のお知らせ(2012年7月27日)

第61回大阪大学機械工学系技術交流会 -熱・流体・弾性体のマルチフィジックスへの挑戦- 日 時: 2012年7月27日(金) 13:30~17:00 会 場: 大阪大学大学院工学研究科 機械系M4棟2階M4-201講義室 --------------------------------------------------《スケジュール》------------------------------------------------------------ 13:00~      受付・開場 13:30~13:45   企画の概要:熱・流体・弾性体のマルチフィジックスへの挑戦 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻   教授 矢野 猛 氏 13:45~14:30  講演1:極細マイクロ流路を用いた赤血球変形能評価 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻   教授 金子 真 氏 14:30~15:00  コーヒーブレーク 15:00~16:00  講演2:流れと柔軟構造物の連成解析手法について 大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻  准教授 竹内 伸太郎 氏 16:00~17:00  講演3:非平衡相変化を考慮した気泡崩壊に関する数値計算 大阪府立大学 大学院工学研究科 機械系専攻  教授 高比良 裕之 氏 -------------------------------------------------------------《講演概要》----------------------------------------------------- 講演1の概要: 赤血球は一秒間に数十万個作られ,一日に体内を数千回循環していると言われている.赤血球の大きさは6~8μmで,これが太さ4μmの末梢血管を通過する際に大変形を伴う.このときの赤血球の変形能力が低下すると,心臓に負担がかかり,循環器系疾患を引き起こす原因になる.本講演では,極細マイクロ流路と高速ビジョンを用いて赤血球の変形能力を評価する方法について紹介したい. 講演2の概要: 流体-固体の相互作用問題,特に変形能を有する構造物との連成解析は,生体内流れや流体関連振動など広い範囲での応用が期待されている.流体と固体の運動を連成させる上で注意を払う点や最近の動向について触れたあと,流体と固体の記述法の組合せによる複数のカップリング手法(Euler-LagrangeまたはEuler-Euler法)およびにそれらを用いた生体内流れへの応用を意識した研究例をいくつか紹介する. 講演3の概要: 気泡崩壊時にその周囲に形成される局所的な超高温・高圧の場は,物質分解や新素材の開発に利用されている.しかし,気泡崩壊現象は変形や相変化を伴う超高速現象であり,気泡崩壊時の最大温度,最大圧力の予測など,未解決の重要な問題が残されている.本講演では,気泡崩壊時の非平衡相変化を扱うためのGhost Fluid法の改良について概説する.本手法では,界面をLevel Set関数で捕獲し,仮想流体(Ghost Fluid)を定義することにより,界面での境界条件を適切に満足させる.また,Adaptive Zonal Gridの利用により,気泡崩壊時の界面の微細構造を捕える方法についても述べる.

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