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第76回大阪大学機械工学系技術交流会 ―　これがデザインだ！ ― 日　時： 2015年8月７日（金）　13:30～17:00 会　場： 大阪大学大学院工学研究科　機械系M4棟2階M4-201講義室 　 いわゆる機械工学において「ものづくり」を考える際の出発点は白紙のキャンバスに自分の頭に浮かんだイメージを描く行為からはじまる．その後，様々な科学や工学の知見を導入して現実に制作可能な，いわゆる，設計図へとすすんでいくだろう．この一連のプロセスは広い意味で 「デザイン」と呼んでもいいだろう．ただし，普通は徐々にデザインという言葉の意味合いがシフトされると思われる．すなわち最初の段階の デザインは「造形」という意味合いが前にでて，最終段階のデザインは「設計」という意味が先頭にたってくるだろう．このように一連のデザインという行為の最初と最後では異なった主眼を持つことが多い．ゆえにしばしばものづくりの現場ではコンセプトデザインと機械工学的デザ インとの間にギャップがあり，いわゆるデザイン部門と設計部門とで激しい攻防が繰り広げられる．しかし，まれに両者が一致することがある，いわゆる造形美と機能美が重なるときである．このようなことが起こったとき，すべての人が腑に落ちる創造物が生まれる．本講演会では，このようなデザインという行為をいろいろな側面から捉え，芸術的，学問的，実学的に一貫した考え方とはどのようなものかを探ってみたい． 　 本講演会では，これら３分野を代表する先生方をお招きして「デザイン」を考える場を造ってみたい．ふるってご参集お願いいたします． -----------------------------------------------------《スケジュール》------------------------------------------------- 13:00～ 　　　　 受付・開場 13:30～14:30 　講演1：　脳がみたいものをつくる デザイナー 大阪芸術大学　デザイン学科　プロダクトデザインコース　　　　　　教授　中川　志信　氏 14:30～15:00　コーヒーブレーク 15:00～16:00 　講演2：　学問としてのデザインは どう考えられてきたか 北海道大学大学院　情報科学研究科 　　　　　　　　　システム情報科学専攻システム環境情報学研究室　教授　小野里　雅彦　氏 16:00～17:00 　講演3：　なぜ今サステナブルシス テムデザイン学なのか 大阪大学大学院　工学研究科　機械工学専攻　　　　　　　　　　　　教授　小林　英樹　氏 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大阪大学機械工学系技術交流会　事務局 〒565-0871　大阪府吹田市山田丘２番１号 　　大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻内 E-mail：koryukai@mech.eng.osaka-u.ac.jp